2024年11月14日、Tradable Deal Factoryはdeal 0000089を作成し、匿名化したIPFSメタデータを公開した。そこには1億ドルの枠、最低目標IRR 9%、現金金利9~14%、変動金利「7%に、2%と3カ月SOFRの高い方を加える」、管理報酬1%が記載される。初期ファイルの対象はKYCを済ませ、AMLスコア上限3を満たす米国Qualified Purchaserだった。これは公開時の案件条件であり、現在の運用成績や利回り保証ではない。
Tradableの共通手順では、本人・法人審査と案件へのアクセスを経て投資を申し込む。ウォレットを使う場合は申込みと同時にUSDCを事前入金する。申込みが承認されると投資の約束を確定して引受契約に署名し、銀行送金を選ぶ場合は確定後に入金する。これはプラットフォームの手順であり、この案件で実際に使われた経路を確認したものではない。 トークンは案件成立と入金確認の後にだけ発行され、分配はオンチェーンにもオフチェーンにもなり得る。Tradableの一般文書は適格性に基づく移転を説明するが、現在の検証済み実装はさらに厳しい。通常のapprove、transfer、transferFromを禁止し、DealManagerだけに残高移動を許す。期限前償還には案件条件、流動性、オリジネーターの承認が必要で、元本返済に応じてトークンが焼却される。製品文書は流通市場を今も「coming soon」としている。
レビュー時のRPCは名称、シンボル、6桁を確認した一方、totalSupply()は0だった。ZKsync Explorerに検証済みソースはない。TradableはAccess Manager、UUPS、Deal Beaconを使うアップグレード可能な共通設計を公開するが、個別案件の全権限保有者と法的主体までは分からない。外部カタログの1ドル表示や供給数を、流通量や無条件の償還約束と読むことはできない。
メタデータは変更可能だ。初期ファイルはコロンビアの遅延引出型融資、最低目標IRR 9%、現金金利9~14%、管理報酬1%を記した。現在のURIはLatAm Residential Senior Secured Term Loan、最低目標IRR 9.93%、現金金利7%、管理・成功・経費報酬0へ変わり、受領国US、投資家資格‘Any’、AMLスコア上限1を記録する。これは運営者の記録変更であり、非公開の法的契約の変更として確認したものではない。