仕組みの解説約 4分Ethereum (ETH)

Glamsterdam:イーサリアムのブロック処理を組み直す

Hoodiで次のイーサリアム・アップグレードを試す日が決まりました。焦点は、ブロックを作る役割の分離、データの事前準備、増え続ける状態の保存コストにあります。

Glamsterdam:イーサリアムのブロック処理を組み直す

ブロック生成と並列検証を試す作業台を表したAIによる概念イラストです。実在するイーサリアム施設の再現ではありません。

要点

  • 10月16日の発表は、HoodiでのGlamsterdam適用を2026年10月26日としました。メインネットの日程は未定です。
  • ePBSは提案者とビルダーの役割をプロトコル内で分け、ブロックアクセスリストはデータの準備と検証の並列化を助けます。
  • Hoodiで予定される2億ガスの上限は処理資源の枠です。取引件数やメインネット手数料の低下を保証する数字ではありません。

出来事のタイムライン

2026-10-09Hoodiの設定をマージ

ネットワークのリポジトリに適用エポックと2億ガスの予定が取り込まれました。

2026-10-16財団がHoodiの予定を発表

テストネットの日程と、まだ未定のメインネット日程を区別して公表しました。

2026-10-26Hoodiでの適用予定

エポック132,352、UTC 17:42:48に予定されています。記事公開時点では将来の予定であり、完了報告ではありません。

予行演習の日が決まった

2026年10月16日、Ethereum FoundationはGlamsterdamの次の試験段階として、Hoodiでの10月26日の適用を発表しました。メインネットの適用日はまだ決まっていません。今回の発表を受けて、ETH保有者がメインネット上で行う手続きはありません。テストネットの運営者にとっては、足並みをそろえてソフトウェアを更新する日程です。[1]

Hoodiのリポジトリにマージされた設定には、エポック132,352、それに対応するUTC 17:42:48、2億ガスの目標上限が記されています。設定の配布により、各クライアントは同じ時刻に同じ規則へ移る準備ができます。移行が成功するかどうかは、実行後に確かめることです。[2]

仕事ごとに時間を割り当てる

イーサリアムのノードは、採用するブロックに合意し、その取引が何を実行するかも検証します。EIP-7732のePBS、つまりプロトコルに組み込む提案者・ビルダー分離は、この仕事の順序を変えます。ビルダーが実行内容へのコミットメントを送り、提案者がそれをブロックに含め、ビルダーが後から実行内容を公開します。両者の間の支払いの仕組みもプロトコルが提供します。[3]

重要なのは時間の使い方です。すべての実行検証を終える前に合意の検査を進められます。委員会は、実行内容と付随するブロブデータが間に合ったかを報告します。この報告だけで全取引の実行が正しかったと認定されるわけではありません。実行検証は引き続き必要ですが、利用できる時間のより広い範囲に作業を配置できます。[3]

検査する場所の地図を渡す

時間が増えても、ノードはブロックがデータベースのどこに触れるかを知る必要があります。EIP-7928のブロック単位アクセスリストは、アクセスしたアカウントや保存位置、取引後の変更を記録します。クライアントはそれを使ってデータを並列に読み込み、取引検証を準備できます。[4]

複数の検査員が作業前に同じ部品表を受け取る、と考えると分かりやすいでしょう。探す対象を把握する手間を減らすための一覧で、検査を省く許可ではありません。EIPは提示されたリストを実行結果と照合するよう求めます。リストが誤っているブロックは検証に失敗します。並列に処理しても、ブロック内の取引順序が要求する状態を得る必要があります。[4]

処理能力には保存の負担も伴う

予定されるガス上限は、ガス単位で測る仕事量の枠です。操作ごとに消費量が違うため、2億ガスを2億件の取引と読むことはできません。EIP-8261は、ネットワークが目標上限を事前に予定できる仕組みです。今回の数値はHoodiの予定設定であり、メインネットで実測された処理能力ではありません。[6][2]

仕事量の枠が広がるほど、データベースに残る情報の増加も重要になります。EIP-8037は、新規アカウント、ストレージ、コントラクトコードなど、状態を作るコストを引き上げ、別枠で計量します。処理能力の拡大には資源の計算方法の変更が伴います。あらゆる操作を一律に安くする仕組みではありません。[7]

財団のガス再価格設定の試験では、固定されたガス量の想定に依存し、点検が必要なコントラクトが見つかりました。より多くのガスを供給すれば対応できる例もあれば、ロジックを見直す必要がある例もあります。テストネットの日程が意味を持つのは、クライアントやアプリの開発者が、メインネットに適用する前に新しい規則の動きを確かめられるからです。[5]

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出典・参考文献

  1. [1]出典 1: Glamsterdam Hoodi Testnet AnnouncementEthereum Foundation · 2026-10-16確認 2026-10-16
  2. [2]出典 2: Hoodi activation configuration: merged PR #31eth-clients/hoodi確認 2026-10-16
  3. [3]出典 3: EIP-7732: Enshrined Proposer-Builder SeparationEthereum Improvement Proposals確認 2026-10-16
  4. [4]出典 4: EIP-7928: Block-Level Access ListsEthereum Improvement Proposals確認 2026-10-16
  5. [5]出典 5: Glamsterdam Repricing Impact for Smart Contract DevelopersEthereum Foundation · 2026-08-24確認 2026-10-16
  6. [6]出典 6: EIP-8261: Gas Limit ScheduleEthereum Improvement Proposals確認 2026-10-16
  7. [7]出典 7: EIP-8037: State Creation Gas Cost IncreaseEthereum Improvement Proposals確認 2026-10-16