OriginTrailには二つの技術層がある。DKGノードはグラフを保存・検索・複製し、EVMコントラクトは識別、公開、検証、ステーキング、報奨を記録する。公開者はTRACと選択チェーンのガスをともに支払う。現行V10メインネット文書は、ETHをガスに使うBaseとxDAIを使うGnosisを掲げる。NeuroWebはNEUROをガスに使い独自の検証者を持つEVM対応Polkadotパラチェーンだが、同じ文書はNeuroWeb V10メインネットをまだ選択できず、稼働中のV10ノードもないとする。
TRACの原発行地はEthereumである。公式案内はBaseとGnosisには外部ブリッジ、NeuroWebにはSnowbridgeを使うよう案内する。Base TRACは0xa81a52b4dda010896cdd386c7fbdc5cdc835ba23、Gnosisは0xEddd81E0792E764501AaE206EB432399a0268DB5、NeuroWebの対応アドレスは0xFfFFFFff00000000000000000000000000000001である。いずれもチェーン別の表現資産であり、原発行量5億が固定されても、ブリッジ契約、保管、正本性、チェーン間で孤立する流動性のリスクは残る。
V10のconvictionは需要と供給を分ける。公開者は12か月の公開枠と割引を得るためTRACを預け、ステーカーはノードの背後でTRACを譲渡可能なNFTポジションにロックする。公表倍率はロックなし1倍、1か月1.5倍、3か月2倍、6か月3.5倍、12か月6倍である。報奨は利用手数料を原資とし、各ノードの管理者が設定する運営者手数料とガバナンス設定の財務手数料が差し引かれる。財務手数料の初期値は3%、上限10%で、受取先が設定されるまで作動しない。利回りは保証されない。
コントラクト群は完全に不変ではなく、Hub登録簿を通じて交換できる。公開されたHub所有者、またはHub所有者の保管コントラクトが所有者として返すアドレスは、登録コントラクトの交換、再初期化、登録モジュールへの呼出し転送を行える。BaseとGnosisの現行Hub所有者は、オンチェーン上でそれぞれ三つの所有者アドレスを返す保管コントラクトである。これは誰でも参加できるノード市場とは別の、更新と設定値の支配境界である。
V10利用条件はSloveniaのOriginTrail d.o.o.を開発者兼ライセンサーとし、独立ノードやチェーンを所有・支配しないと述べる。TRACを投資ではなくユーティリティと位置付ける一方、文書はコミュニティーと法務の検討用草案と明記する。会社持分、配当、償還、保証報奨、財務資産請求権、第三者データの所有権は与えない。最終的な法的分類は発行側の呼称ではなく適用法と当局判断による。