
Stellar
xlmStellarとはどんなコイン?
ステラ(Stellar、通貨単位: ルーメン / XLM)は、リップル(Ripple)の共同創設者であるジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)とジョイス・キム(Joyce Kim)によって2014年に創設された、オープンソースの分散型グローバル決済ネットワークです。非営利組織であるステラ開発財団(Stellar Development Foundation: SDF)によって運営・サポートされています。
ステラは、銀行口座を持たない世界中の金融排除層(アンバンクト)への金融アクセス提供と、異なる法定通貨やデジタル資産同士の国際送金を瞬時かつ数銭の手数料で結ぶ「グローバルな金融相互運用プラットフォーム」として設計されました。
IBM(IBM World Wire)やFranklin Templeton、MoneyGram(マネーグラム)など世界的な決済企業・金融機関と提携し、USDCのオフランプ・オンランプ拠点や実世界送金インフラとして広く利用されています。また、Sorobanスマートコントラクトの実装によりDeFi機能も急速に拡張しています。
どんな課題を解決する?
途上国や新興国への国際送金は、高額な仲介手数料(送金額の数%〜10%以上)と数日におよぶ送金遅延が発生し、出稼ぎ労働者や小規模事業者にとって深刻な負担となっていました。また、既存の銀行網はインフラの整っていない地域をカバーできていませんでした。
ステラは、アンカー(Anchor)と呼ばれる金融機関窓口と分散型台帳を直結し、あらゆる法定通貨を数秒・0.00001 XLMの手数料でデジタル交換・送金できる環境を提供することで、国際送金コストをほぼゼロに削減しました。
どのような技術と仕組みで動く?
ステラは「Stellar Consensus Protocol(SCP: 連邦ビザンチン合意 / FBA)」と呼ばれる独自の合意形成アルゴリズムを採用しています。マイニングを必要とせず、各ノードが信頼するクォーラム・スライス(Quorum Slices)を形成して合意を形成するため、3〜5秒の高速確定と省エネ性を実現しています。
プロトコル自体に分散型オーダーブック(DEX)と「パスファインディング(Pathfinding)」機能が内蔵されており、例えば日本円を入金して自動的に最良レートで米ドルやユーロに換算して送金することができます。また、Rustベースの高機能スマートコントラクトプラットフォーム「Soroban」を導入しています。
重要ファクトの要約
- 創設: 2014年(ジェド・マケーレブ、ジョイス・キム / 非営利組織SDF)
- 合意形成方式: Stellar Consensus Protocol(SCP / 連邦ビザンチン合意方式)
- 取引性能: 3〜5秒の即時決済、1取引あたり0.00001 XLM(0.001円未満)の極小手数料
- 内蔵機能: ネイティブDEX、マルチアセット発行機能、自動両替パスファインディング
- スマートコントラクト: Rustベースの次世代コントラクト基盤「Soroban」を本稼働
- 実用提携: MoneyGram(世界数十万店舗での現金USDC入出金)、Franklin Templeton(米国債投信オンチェーン化)
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よくある質問(FAQ)
ステラ(XLM)とリップル(XRP)の違いは何ですか?
どちらもジェド・マケーレブが関与し高速国際決済を目指していますが、リップルが主に大手銀行・機関投資家向けエンタープライズ市場をターゲットとする営利企業主導であるのに対し、ステラは非営利財団(SDF)主導で個人向け送金や途上国の金融包摂(アンバンクト支援)に重きを置いています。
ステラのアンカー(Anchor)とは何ですか?
伝統的な法定通貨(銀行預金や現金)とステラネットワーク上のデジタル資産の橋渡しをする認可された金融機関や決済業者のことです。
Soroban(ソロバン)とは何ですか?
ステラネットワーク上でRust言語を用いて高効率かつ安全に分散型アプリケーション(dApps)を実行できるようにした公式のスマートコントラクトプラットフォームです。
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