ニューヨークが承認したのは発行体であり、変更不能なドルではない
Gemini Trust Company, LLCは2018年9月、GUSDをEthereumのERC-20トークンとして発行した。正規のプロキシアドレスは0x056Fd409E1d7A124BD7017459dFEa2F387b6d5Cd、桁数は小数第2位までである。発行体はニューヨーク州の限定目的信託会社であり、Ethereumの合意形成とは別の場所で規制上の義務を負う法人だ。
NYDFSの現行Greenlistでは、GUSDにニューヨーク州で発行承認を受けたステーブルコインという印が付く。同局の指針は、監督対象の発行体に事前の書面承認を求め、償還性、準備資産、証明を別々の監督項目としている。承認が示すのは誰がニューヨークの監督下で発行できるかであって、コントラクトの不変性や、あらゆる私的請求に対するNYDFSの保証ではない。
規制と保有者契約の境目が肝心である。GUSDは対応ウォレットへ自由に移せる一方、発行体との関係、口座資格、ドルの支払いはGeminiの契約とコンプライアンス手続に従う。
