SQD

sqd
時価総額順位 #387•Artificial Intelligence (AI), Big Data, Analytics
CoinYQ コイン史

回答はトークンが担保し、元データはまだ会社が供給する

ワーカーは回答へ署名し、誤れば担保を失う。一方、立ち上げ段階のデータ提供者と報酬計算の仕組みは、どのデータ断片が存在し、仕事をいくらと評価するかを決める。利用者に近い部分の分散化が、上流の役割より先に進んでいる。

署名された断片に分かれるデータ湖

CoinGeckoは、Arbitrumの0x1337420dED5ADb9980CFc35f8f2B054ea86f8aB1、Baseの0xd4554bea546efa83c1e6b389ecac40ea999b3e78、BNB Chainの0xe50e3d1a46070444f44df911359033f2937fcc13を同じSQDとして結び付けている。確認時点のArbitrumには1,327,250,415.287083277644283149 SQDと16,829の保有アドレスがあった。ただし、ブリッジされた表現を別発行分として単純に足すことはできない。

元チェーンのブロックは圧縮されたデータ断片となり、ワーカーへ配られる。ワーカーはローカルのDuckDBを検索して応答へ署名し、ポータルは複数の応答を整形済みのデータ列へまとめながら、確定性とチェーン再編を処理する。

現行の概要は140を超えるネットワークへの対応を掲げる一方、旧FAQには200超と記されていた。この数字は対応範囲が変わり得ることを示しており、すべてのデータセットが同じ完全性を備える証明にはならない。

コントラクトの識別情報、チェーンごとの供給量、実際に照会できる範囲は、それぞれ分けて確かめる必要がある。一つの数字だけでは、ネットワーク全体の規模や分散性を表せない。

100,000 SQDが回答に責任を持たせる

ワーカーは100,000 SQDを担保として預ける。報酬は稼働率、読み取った量と返したデータ量、稼働期間、委任されたステークによって決まる。署名した誤答が検証されれば、担保はスラッシングされ得る。

委任者は自分でサーバーを動かさず、ワーカーを選んで報酬を分け合う。報酬はワーカーの品質、手数料率、利用量、エポック規則で変わるため、画面に表示される年換算利回りは固定された権利ではない。

退出には約100,000 Ethereumブロック、概ね14日間に加え、進行中のエポックが終わるまでの時間がかかる。この待機期間は処分対象の担保を保持するためのものだが、運営者と委任者には価格変動とロックのリスクが残る。

行ごとに払わず処理容量をロックする

自己運用型ポータルは最低1,000,000 SQDをロックする。量と期間が計算単位を生み、ワーカー応答ごとにCUを消費するため、多数のデータ断片を読む照会ほど容量を使う。

ホワイトペーパーの始動例にある仮想年利12%とSQD当たり4,000 CUは現金利回りではなく処理容量計算だった。現行ポータル文書はロック期間に応じエポック開始ごとにSQD当たり1〜3 CUと説明する。

運営管理型のポータル接続先、非公開ネットワーク、クラウドは、無料または別の商業契約で提供される場合がある。自己運用する運営者は容量を確保するためにSQDをロックするが、すべての照会がオンチェーンでSQD手数料を支払うわけではない。

この違いを消すとトークン用途と会社のデータサービス収入を同じ仕組みと誤解する。ポータルロックの採算は照会量、CU規則、SQD価格を合わせて見るべきだ。

立ち上げ段階には名のある手が残る

ホワイトペーパーによると、立ち上げ段階で唯一のデータ提供者はSubsquid Labs GmbHである。同社はチェーンデータを取り込み、S3互換ストレージとIPFSバックアップへ保存するほか、自動購読へ移るまで初期データセットを停止する権限も持つ。

スケジューラーはデータ断片を割り当て、ログ収集者は署名済みログを保存する。報酬管理者はエポックごとの集計結果をオフチェーンで計算し、オンチェーンの請求処理へ提出する。したがって、コントラクトが公開されていても、計算経路のすべてが自律的に動くわけではない。

許可不要のメインネットと非公開ネットワークも区別する必要がある。公開網にはワーカーが参加できるが、本番向けの非公開ネットワークはSubsquid Labsが運営する。製品群のすべてを一語で分散型と呼ぶことはできない。

単純なブリッジトークンの隣に複雑なネットワーク権限がある

Arbitrum SQDコードは狭い。設定L2ゲートウェイだけがbridgeMintとbridgeBurnを行い、一般利用者は送金と使用承認を使う。一般所有者発行、遮断リスト、一時停止、プロキシアップグレードはない。

一方、登録簿、ステーキング、ゲートウェイ、報酬計算の結果、財務資金、データセットの状態は、別のコントラクトやサービスが管理する。SQDトークン自体のコードが単純でも、ネットワークを構成する各コントラクトにアップグレード権限や管理者権限がないとは限らない。

TGE配分はワーカー報酬10%、留保財務枠28.1%、流動財務枠5%で、チーム・初期支援者にはロックと権利確定がある。初期3年の固定段階後はガバナンスがインフレを決め得る。

文書は保有者がガバナンスへ参加できるとしているが、提案の作成から実行、管理者鍵の変更までを拘束的に定めた全体像は示していない。将来の供給量と支配構造は、確認済みのコードと未確定の手続きに分けて読む必要がある。

保有者は利用手段を得るが会社を所有しない

SQDは、送金、ワーカーへの委任、ワーカーの担保、ポータル容量を得るためのロックに使える。これらは確認できるオンチェーン用途だが、会社の株式、配当、データセットの所有権、ロードマップの履行請求権ではない。

ホワイトペーパーは、機能と日程が情報提供を目的とし、Subsquid Labs GmbHの裁量で変わり得ると明記する。サービス利用規約も、サービス上のデジタル資産を持つだけでSQDに関する権利が自動的に生じるという解釈を否定している。

分散化は完成状態ではなく過程である。ワーカーとオンチェーン請求権は稼働する一方、取り込み、データセットの状態、報酬計算には名のある主体が残り、今それぞれを検証・異議申立て・交換できるかが重要になる。

プロジェクトが変化してきた過程

  1. 2021
    プレシード資金を調達

    プロジェクトがプレシード資金の調達を始める。

  2. 2024-05
    市場開始

    Arbitrum流通。

  3. 2025
    初期3年間の立ち上げ段階が続く

    固定された報酬上限の設計に従い、TGE時の報酬プールからワーカーへの支払いを行う。

  4. 2026-04-15
    ポータル製品を更新

    ウェブサイトと法人向けサービスの提供形態を更新する。

  5. 2027-05 (見込み)
    将来のインフレをガバナンスへ委ねる

    開始から3年間の固定段階が終わった後、ガバナンスが報酬プールを補充するかどうかを決め得る。

根拠と一次資料

最終根拠確認日: 2026-09-05

SQDとはどんなコイン?

SQDは、主にArbitrum Oneのコントラクト0x1337420dED5ADb9980CFc35f8f2B054ea86f8aB1を通じて、許可不要のSQD Networkで使われるトークンだ。CoinGeckoはBaseの0xd4554bea546efa83c1e6b389ecac40ea999b3e78とBNB Chainの0xe50e3d1a46070444f44df911359033f2937fcc13も同じ資産として示す。ただし、ブリッジ会計を確認せず各チェーンの供給量を合算することはできない。

ワーカーがデータ断片を保存・検索し、ポータルが複数の応答をまとめる。Arbitrum上のコントラクトは担保、委任、ゲートウェイへのロック、報酬を記録する。Subsquid Labs GmbHが運営する非公開ネットワークとクラウドは別のサービスである。

どんな課題を解決する?

利用者が各自でアーカイブノードを持つ代わりに、ワーカーが保存と検索を分担する。ワーカーは回答へ署名しSQDを担保として預けるため、誤答が証明されるとスラッシュされ得る。

ただし立ち上げ段階では、Subsquid Labsが唯一のデータ提供者である。同社はS3互換ストレージとIPFSバックアップを使い、初期データセットを停止する権限も持つ。報酬管理者による計算もオフチェーンで行われ、その結果が提出される。

どのような技術と仕組みで動く?

ワーカーは100,000 SQDを担保として預ける。退出時には約100,000 Ethereumブロック、概ね14日間に加え、現在のエポックが終わるまで待つ。ポータルは最低1,000,000 SQDをロックし、その量と期間に応じてCU単位の処理容量を得る。

Arbitrum上のトークンは、プロキシを使わないブリッジ対応ERC-20である。設定済みのL2ゲートウェイだけがbridgeMintとbridgeBurnを実行できる。一般所有者による発行、一時停止、遮断リスト、アップグレード機能はないが、ネットワークを構成する別コントラクトには管理権限が残る。

重要ファクトの要約

  • Arbitrum 0x1337420dED5ADb9980CFc35f8f2B054ea86f8aB1; Base 0xd4554bea546efa83c1e6b389ecac40ea999b3e78; BNB 0xe50e3d1a46070444f44df911359033f2937fcc13.
  • Arbitrum版はプロキシではなく、設定されたL2ゲートウェイだけが発行とバーンを実行できる。
  • 2026-09-05時点で、Arbitrum上の総供給量は1,327,250,415.287083277644283149 SQD、保有アドレス数は16,829だった。
  • 許可不要のSQD Networkはメインネットで稼働している。現行の概要は140を超えるネットワーク、旧FAQは200超への対応を掲げており、対応範囲の数値は時点によって変わる。
  • ワーカーは100,000 SQDを担保として預ける。退出には約100,000 Ethereumブロック、概ね14日間に加え、進行中のエポックが終わるまでの時間がかかる。
  • 自己運用型ポータルを動かすには、最低1,000,000 SQDをロックする必要がある。
  • 誤った応答はスラッシングの対象になり得る。報酬は稼働率、利用量、委任量などによって変わる。
  • 立ち上げ段階では、Subsquid Labs GmbHが唯一のデータ提供者とされている。
  • スケジューラー、ログ収集者、報酬管理者は、それぞれネットワーク内の専門的な役割を担う。
  • ワーカー報酬には供給量の10%が84か月分として割り当てられ、開始から3年後の追加インフレはガバナンスが決め得る。
  • 初期配分には、留保財務枠28.1%、チーム15%、シード16.3%、プレシード12%、ワーカー報酬10%、流動財務枠5%などが含まれる。
  • 文書には保有者のガバナンス参加が記されているが、提案から実行、管理権限の変更までを網羅する手続きは確認できない。
  • ロードマップはSubsquid Labs GmbHの裁量で変更でき、履行を約束する契約ではない。
  • SQDを持っても、Subsquid Labs GmbHの株式、知的財産、同社に対する請求権は得られない。

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よくある質問(FAQ)

用途は?

SQDは、ワーカーの担保と報酬、ワーカーへの委任、自己運用型ポータルの容量確保、ガバナンス参加に使われる。

すべての照会でSQDを支払う必要がありますか?

必要とは限らない。無料の接続先もあり、自己運用型ポータルでは照会容量を得るためにSQDをロックする。

ワーカーの担保はスラッシングされますか?

署名誤答が証明されれば可能。

データ提供者も分散していますか?

立ち上げ段階では分散していない。ホワイトペーパーはSubsquid Labs GmbHを唯一のデータ提供者としている。

供給13.27億?

いいえ。この値はArbitrum上の総供給量であり、ブリッジ会計を含む世界全体の流通量ではない。

誰でもSQDを発行したり、送金を凍結したりできますか?

できない。Arbitrum版では設定済みのゲートウェイだけがブリッジ用の発行とバーンを行える。トークン自体に一般的な一時停止、遮断リスト、アップグレードの機能はない。

委任報酬は保証されていますか?

保証されていない。利用量、ワーカーの稼働率、手数料率、エポック規則などによって変わる。

会社持分?

得られない。SQDは会社の株式でも知的財産の持分でもない。

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