Resupply USD

reusd
時価総額順位 #478•Stablecoins, Ethereum Ecosystem
CoinYQ コイン史

利回り担保から生まれたreUSD、1 weiのバグが1,000万ドルの債務を生んだ

reUSDはCurveとFraxで既に利回りを得るステーブルコインを担保に再び借りる仕組みである。2025年6月25日、1 weiの預入が新市場の持分価格前提を破り、約1,000万reUSDの不良債権を生んだ。復旧は保険損失、RSUP残留報酬、新貯蓄保管庫へ続いた。

利回り担保の上に再び債務を作る

Resupplyは、すでに貸付市場に預けられた資産から出発した。Curve LendやFraxLendのステーブルコイン預入ポジションは利息を生んでいた。プロトコルはそれを引き出す代わりに、新たなreUSD借入の担保として預ける仕組みを採った。元のポジションが利息を生む一方、利用者は二つ目の債務を負う。

各担保市場にはガバナンスが定める担保掛目が適用され、個別の借入上限が設けられる場合もある。最低発行額は1,000 reUSDで、文書上の発行手数料はゼロだが、ガバナンスは手数料を導入できる。発行手数料がゼロでも借入が無利息とは限らない。利用者は基礎となる貸付市場のリスクと、Resupplyの評価・清算ルールの両方を引き受ける。

1 weiが新市場の価格判定をすり抜ける

Blockscopeの分析では、開設直後のwstUSR市場はほぼ空だった。攻撃者は1 weiの持分を作り2,000 crvUSDを寄付して持分価格を動かし、Resupplyの丸めは交換率をゼロにした。

ゼロの交換率は担保検査に債務負担なしと読ませ、一取引で約1,000万reUSDの市場上限へ達した。不良債権額は統治記録で確認でき、細部は引用した調査報告の再構成である。

回復案は損失を消さずに分ける

6月28日の回復案は、金庫と関係者が2,868,832 reUSDを既に補填したと記録した。保険プールには提案時残高の約15.5%に当たる600万の焼却を割り当て、1,131,168 reUSDをDAOの後日返済に残した。

第二段階は損失を元に戻さなかった。契約はブロック22,830,880の被害口座を読み込み、残る預入者へ52週間で最大250万RSUPを配った。退出は可能だが将来の維持報酬を永久に失う。

sreUSDが収入に新しい行き先を作る

後の文書はsreUSDを回復案だけでなく稼働中のERC-4626貯蓄金庫として説明する。週次基本収入の15%と、reUSDが目標を下回る時の追加利息が入り、保険プールのような退出待ちはない。

攻撃後は違いが鮮明だ。sreUSD預入者は不良債権を引き受けず変動収入を求め、保険プール預入者は清算と損失へreUSDを差し出すため別の報酬を得る。どちらも活動依存の手数料を保証利回りには変えない。

プロジェクトが変化してきた過程

  1. 2025-06-25
    1 wei攻撃で不良債権発生

    攻撃者が新市場の持分価格とLTV判定を操作し、ほぼ無価値の担保から約1,000万reUSDを発行した。

  2. 2025-06-28
    DAOが復旧配分案を公開

    1,000万reUSDの不良債権に対し、既済2,868,832枚、保険プール600万枚焼却、DAOの後払いを提示した。

  3. 2025-07-08
    残留報酬契約を提案

    第2段階は損失後も残る保険プール預入者へ52週間で250万RSUPを払い、引出時に将来分を失う設計とした。

  4. 2025-07-17
    sreUSD貯蓄設計を提案

    DAO案はプロトコル収益とreUSDのペッグ割れ追加手数料をERC-4626保管庫へ配分する仕組みを示した。

根拠と一次資料

最終根拠確認日: 2026-09-05

Resupply USDとはどんなコイン?

Resupply USD(reUSD)は、利息を生むステーブルコイン貸付ポジションを担保にEthereumで発行する債務である。crvUSDはCurve Lend、frxUSDはFraxLendへ供給され、元の利回りを保ちながら市場別の担保率と債務上限内でreUSDを借りられる。契約は0x57aB1E0003F623289CD798B1824Be09a793e4Bec。銀行預金でもRSUP議決権でもない。

どんな課題を解決する?

Resupplyは、収益を生む貸付ポジションを売らずに流動性を取り出そうとする。その代わりCurve・Fraxの上にreUSD債務が重なり、担保計算、価格情報、外部市場からの引出しが安全性を左右する。2025年6月25日、ほぼ空の新規wstUSR市場で丸めの前提が崩れ、約1,000万reUSDの不良債権が生じた。ドル建て担保でも実装リスクは消えない。

どのような技術と仕組みで動く?

ガバナンスが各担保ポジションの借入可能比率と必要に応じた債務上限を定め、最低発行額は1,000 reUSDとなる。初期借入金利は、基礎となる貸付金利の半分、sfrxUSDの基準年利回り(APY)の半分、2%のうち最も高い値だ。reUSDが目標価格を下回る場合、価格乖離に応じた調整により、金利算定に使うsfrxUSD基準APYの割合が50%から最大60%へ上がり得る。これは基準APYに掛ける割合であり、借入金利自体が50~60%という意味ではない。共同償還は選択したプールの担保を減らし、1ドルから変更可能な手数料を引いた下限を目指す。保険プールは預入れreUSDを清算や不良債務の処理に使い、使用分を焼却し、退出には7日間の待機を設ける。別のERC-4626金庫であるsreUSDには退出待機がなく、週次基本収入の15%と価格乖離により追加徴収した利息の全額を受け取る。

重要ファクトの要約

  • reUSDはEthereumの0x57aB1E0003F623289CD798B1824Be09a793e4Becで発行される。
  • 担保はCurve LendのcrvUSDまたはFraxLendのfrxUSDで、市場別の率と債務上限は統治が決める。
  • 最低発行額は1,000 reUSD。文書上の発行手数料は現在ゼロだが変更できる。
  • 共同償還は常時1ドルを保証せず、1ドルから可変手数料を引いた価格下限を目指す。
  • 2025年6月25日の攻撃は1 weiの持分、2,000 crvUSDの寄付、ゼロとなった交換率を使い約1,000万reUSDを発行した。
  • 回復記録は既補填2,868,832 reUSD、保険プールの600万焼却、DAOの後日返済1,131,168に分けた。
  • 維持契約はブロック22,830,880の一覧を使い、残る被害預入者へ52週間で最大250万RSUPを配る。
  • 週次基本収入はRSUP預入者70%、sreUSD 15%、保険プール10%、金庫5%に分けると文書にある。
  • 保険プール退出は7日待つ。sreUSDには待機がないが、どちらも収益保証ではない。

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よくある質問(FAQ)

reUSDは何を担保に発行される?

Curve LendのcrvUSDまたはFraxLendのfrxUSD貸付ポジションが担保だ。元の利息は続くが、市場別担保率と債務上限を超えられない。

必ず1 reUSDを1ドルで償還できる?

その保証はない。共同償還は1ドルからDAOが変更できる手数料を引いた下限を目標とし、担保と引出流動性にも依存する。

2025年6月に何が壊れた?

ほぼ空のwstUSR市場で1 weiの持分と2,000 crvUSDの寄付が持分価格を動かした。交換率がゼロに丸められ、担保検査もゼロと読み、約1,000万reUSDの上限が開いた。

誰が不良債権を負担した?

回復案は2,868,832 reUSDを既補填とし、保険プールに600万の焼却、DAOに1,131,168の後日返済を割り当てた。保険預入者が明示的な損失を負った。

sreUSDと保険プールの違いは?

sreUSDは基本収入とペッグ割れ追加利息を受け、退出待ちはない。保険プールは手数料とRSUPを得る代わりに清算・不良担保を買い、退出に7日かかる。

reUSDを持てばResupplyを統治できる?

できない。議決権はRSUPの仕組みに属する。reUSD保有者は契約、価格情報、Curve、Frax、償還流動性の危険を負う。

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