Base AWEは、実行ロジックを差し替えられるUUPS方式のプロキシコントラクトだ。検証済み実装は初期化時に20億AWEを生成し、権限を付与・剥奪するDEFAULT_ADMIN_ROLEと、実装交換を承認するUPGRADER_ROLEを設ける。署名でトークン使用を承認するpermitと、委任投票も備える。検討した資料では特権を現在誰が保有するかをすべて特定できず、更新可能なコントラクトを不変とは評価できない。
2025年2月の改称発表は、約19億4千万STPTを同数のAWEへ1:1で転換し、総供給を変えないと約束した。一方、検証済みAWE実装は初期化で20億枚を生成した。確認した資料ではこの差を説明できないため、請求準備分で埋まるとしたり、実現したインフレの証拠としたりすることはできない。別途、2026年8月20日に運営は約99%が移行済みと報告し、9月21日を最終資格日と定めた。移行用に割り当てたまま未請求となったAWEは後のコミュニティ提案で扱うというが、その告知は数量差の原因や規模を示していない。
公式の移行用接続コントラクトは運営者の管理下にある。検証済みコードでは、所有者権限のownerがaddClaimで請求記録を追加し、withdrawで資産を引き出せる。利用者は旧トークンの送付を運営者が認め、その後Baseで請求を有効にする手順に依存する。運営者を信頼せずに自動で交換できる仕組みではなく、案内にはBaseの旧STPTからBase AWEへ直接交換する経路もない。
投票権を計上するには、自分への委任を含めた委任手続きが必要だ。オンチェーン提案には4,000,000 AWE、投票成立に必要な定足数には200,000,000 AWEを要する。提案後に3日待ち、10日間投票し、可決後の実行まで7日の遅延を置く。AFPは単純過半数で可決され、AGPは賛成票が反対票の2倍を超える必要がある。Snapshotのコミュニティ投票は意思表示を集めるが、それ自体でコードを実行しない。
利用規約はウェブサイトと画面操作にシンガポール法を適用し、AWE Networkのアクセス停止権と知的財産権を定める。一方、プロトコルは第三者のオープンソースソフトウェアで、自らの管理外にあると説明する。確認したコードと規約では、会社持分、利益分配、償還、AIモデル所有権、保証利回りを付与する条項は見つからなかった。トークンは移転と委任投票を提供し、アプリでの利用は実際に受け入れるサービスの規則に依存する。