
The Graph
grtThe Graphとはどんなコイン?
ザ・グラフ(The Graph、GRT)は、ブロックチェーン上のスマートコントラクトイベントやトランザクション履歴データを効率的にインデックス化(索引付け)し、Web3アプリケーションが即座にデータを照会できるようにする分散型データクエリプロトコルです。ヤニフ・タル(Yaniv Tal)、ジャニス・ポールマン(Jannis Pohlmann)、ブランドン・ラミレス(Brandon Ramirez)によって2018年に設立されました。
Uniswap、Aave、Synthetix、Decentralandをはじめとする数千の主要DApp(分散型アプリ)が、ユーザー画面に取引履歴や残高、価格チャートをリアルタイム表示するためのバックエンドAPIとしてThe Graphを標準採用しています。
ネイティブワークトークンであるGRT(ERC-20)は、データを処理・保存するインデクサー(Indexer)の担保ステーキング、有望なサブグラフを指定するキュレーター(Curator)のシグナリング、一般保有者によるデリゲーション(委託)、およびクエリ手数料の支払いに使用されます。
どんな課題を解決する?
ブロックチェーン(Ethereum等)はデータの分散保管と検証には優れているものの、複雑な集計検索(例: 「特定のアドレスが過去に取引した全NFTの履歴と平均約定価格」など)を直接ノードに問い合わせると極めて膨大な時間がかかり、DAppの表示が著しく遅延する問題がありました。
The Graphは、オープンなAPI仕様である「サブグラフ(Subgraph)」を定義することで、生データをリレーショナルデータベースのように高速抽出可能にし、Web3開発者が中央集権サーバーなしで快適なフロントエンドを構築できるようにしました。
どのような技術と仕組みで動く?
The Graphの分散ネットワークは、主に4つの参加者で自律的に維持されます。
1. **インデクサー(Indexers)**: GRTをステークしてGraph Nodeを稼働させ、ブロックチェーンデータを処理・キャッシュし、クエリリクエストに応答してGRT報酬を得る。 2. **キュレーター(Curators)**: 高品質なサブグラフにGRTをデポジット(シグナル)し、将来のクエリ需要を予測して手数料シェアを得る。 3. **デリゲーター(Delegators)**: 自身でノードを建てずに保有GRTを信頼できるインデクサーに委託してステーキング利回りを得る。 4. **コンシューマー(Consumers)**: DApp開発者やユーザーがGraphQLクエリを実行し、GRTでデータ利用料を支払う。
重要ファクトの要約
- 創設者: ヤニフ・タル(Yaniv Tal)、ジャニス・ポールマン(Jannis Pohlmann)、ブランドン・ラミレス(Brandon Ramirez)
- 役割: Web3の分散型データインデックスおよびGraphQLクエリプロトコル(「ブロックチェーンのGoogle」)
- 主要エコシステム規格: サブグラフ(Subgraph - オープンデータAPI定義)
- ネイティブトークン: GRT(ワークトークン / ステーキング / クエリ決済)
- 対応ネットワーク: Ethereum、Arbitrum、Optimism、Polygon、Solana、Near、Cosmosなど40以上のチェーン
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よくある質問(FAQ)
サブグラフ(Subgraph)とは何ですか?
開発者がブロックチェーンからどのスマートコントラクトのデータを抽出し、どのように整理してGraphQL APIとして公開するかを定義したオープンなデータ設計図のことです。
GRTトークンをステーキング(デリゲート)するメリットは何ですか?
インデクサーノードにGRTを委託することで、ネットワーク上で発生するクエリ手数料収益および新規発行インデックス報酬の分配を継続的に受け取ることができます。
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