SYは違いを隠しても、リスクまでは消さない
Aaveの預かり証トークン、ステーキングトークン、ポイントが付く資産では、利回りの付き方も償還方法も異なる。SYはそれらに共通のコントラクト操作を与えるが、受け入れる資産、受け取り方、交換比率の計算は各アダプターが決める。この変換層は、接続先プロトコルの障害を補償する保険ではない。
比較的新しいSYの多くは、更新可能なプロキシとして展開されている。市場全体を移さずに預け入れ経路を加えたり、連携を修正したりできる一方、アダプターの動作はプロキシ管理者や一時停止権限にも左右される。SYという同じ略称だけを見て、すべてを同じリスクと考えることはできない。
市場名にはもう一段の変換がある。括弧内に記された会計上の資産が、PTで償還できる単位を定める。ETH建てと表示されたPT-ezETHで受け取るのは、ezETHを1枚ではなく、1 ETH相当のezETHだ。この小さな表示が元本請求権の中身を左右する。
